おふとんを整えて「ぐっすり」眠ろう

睡眠不足は病気のリスクを高めてしまう

質の悪い睡眠は生活習慣病に罹るリスクを高め、症状を悪化させることが分かっています。

 

 日本人、特に子供たちや就労者の睡眠時間は世界で最も短いと言われています。とりわけ女性は家事や育児の負担が大きいため男性よりもさらに睡眠時間が短く、平日・週末を問わず慢性的な寝不足状態にあると言えます。

 

慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意欲低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こすだけではなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています

 

一例を挙げれば、健康な人でも一日10時間たっぷりと眠った日に比較して、寝不足(4時間睡眠)をたった二日間続けただけで食欲を抑えるホルモンであるレプチン分泌は減少し、逆に食欲を高めるホルモンであるグレリン分泌が亢進するため、食欲が増大することが分かっています。

 

ごくわずかの寝不足によって私たちの食行動までも影響を受けるのです。実際に慢性的な寝不足状態にある人は糖尿病や心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患といった生活習慣病に罹りやすいことが明らかになっています。

(厚生労働省のホームページから)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-008.html


「おふとん」でできること

睡眠不足にならないための一般論

  • 規則正しい食生活
  • 日中を活動的に過ごす
  • 適度な日常的な運動
  • 就寝時間や起床時間を一定にする

こうした行動が良い睡眠につながります。そして、良い睡眠から日中を活動的に過ごすことができるようになって、健康のための善循環が生まれます。

 

 残念ながら「おふとん」は食生活や運動には関われませんが眠られた時に最高の癒し効果を発揮できます。しっかりと身体を支えて、筋肉の緊張をなくし、どのような姿勢になられても血流を妨げることないお休み環境を作れます。

大切な敷き寝具

起きている時には脚やお尻が身体を支えてくれていますが、寝るとカラダの出っぱった部分が身体=体重を支えることになります。

寝返りを打つのはずっと同じ部位が圧迫を受けないようにするため。きちんと寝返りが打てるのはとても大切なことです。

 

寝ている間、ずっと身体を支えて、寝返りしても身体の負担に影響しない。そんな敷きふとんが理想的なおふとんなのです。


カラダに良くないおふとんがあります

床の上に直接寝て、身体が痛くなった経験はありませんか?

 

それは身体の一部に体重がかかり続けてしまうから なんですが、柔らかさがなくなってしまった固いおふとんに寝ると同じことが起こります。

 

寝ていて背中やお尻が痛くなるのはおふとんが固いからなのです。毎日使っているので気がつきにくいですが、おふとんも長年使っているとへたっていきます。

でも、柔らかすぎるおふとんだと身体がお布団の中に沈み込んでしまって寝返りしにくくなります。結局、沈み込んだ身体の一部分に負担を掛けてしまいます。

 

夜中に目が覚める

朝、起きると「しんどい」

 

といった症状の原因は「おふとん以外」が原因ということも多いのでひどい時は病院で診てもらうべきです。

 

しかし、おふとんを変えて、不眠や身体のだるさ・しんどさがずいぶん良くなったというお客様もたくさんおられます。

 

お客様の身体にあった「おふとん」を選ぶ

 

それが一番、大切なことだと思います。背中やお尻の出っぱり具合をカバーして身体のどこにも余計な力がかからない。

 

自分の好きな感触を選ぶなど眠りやすく、息がしやすい快適さをぜひ追求してください。もちろん、当店のアドバイザーがご相談にのらせていただきます。


まくらも大切です

肩こりに悩む方もたくさんいらっしゃいます。

 

特にスマホを覗き込む時間が長くなった現代では本来、S字カーブのはずの首の骨がまっすぐになってしまうストレートネックになってしまうなどの問題もよく聞きます。

肩こりの原因

肩こりは首の後ろから肩や背中にかけての筋肉の緊張・疲労が原因です。

 

血流がが悪くなって筋肉への酸素が不足し、その結果、老廃物が蓄積して末梢神経を刺激します。この刺激でコリを感じるわけです。

 

睡眠中にこうした負担がずっと首や肩にかかっていると朝起きたときに「だるい・さらに肩がこっている」と感じてしまいます。

一般的に肩こり対策としては次のような方法が良いとされています。

  • 同じ姿勢を長く続けないようにする。
  • 肩を温めて血行を良くし疲労をとる。
  • 運動や体操で身体を動かす。
  • 入浴し身体を温め、リラックスする。

寝ている間に・・・

寝ている間、まくらは頭を支え続けます。でも、正確に言えば枕が支えるのべきなのは「首」です。重くて丸い頭が転がるのを防ぎつつ、首にかかる負担を支えるのがまくらの役割なのです。

まくらが低いと頭が沈み込む 枕が高いと首の負担が大きい

自分では気がつきにくいのですが、枕の高さが適正でないと首に負担を掛け続けます。

 

まくらが低いと頭が沈み込み、首が上向きに反り返ったような状態になります。逆にまくらが高いとずっと前かがみになったような状態になります。

 

図は極端に描いていますが、少しでも反ったり・前かがみになっていては首や肩にチカラがかかってゆっくり眠れません。

 

ベストな状態は下図のようにまっすぐに眠る姿勢です

敷きふとんと枕が揃って、身体を支えています。

横向けに寝ても、仰向けに寝ても体の線がまっすぐに保てるように、敷きふとんと枕を整えるとリラックスして眠れ、身体の筋肉が緩んできます。


体験しに来てください

書かせていただいた理屈は、やはり理屈です。

 

ここでお読みいただいた知識を予備知識としてお持ちになって当店に実際に寝具を試しに来てください。

 

最後は本当に寝てみて「しんどくないか」「息ができるのか」を確認していただくことです。

 

あなたに合うぴったりの一枚を、ゆっくりと心ゆくまでお話ししながらご提案して参ります。